asahi.comより
シロアリの女王、後継ぎは「分身」 王とは交配せず
松浦准教授らは10年かけて千カ所以上の巣を掘り、約50カ所で巣の中枢部分を採集。ほぼすべての巣で、王は初代だったのに対し、女王は数十匹の後継に代替わりしていた。そこで、後継ぎ女王を調べると、いずれも王の遺伝子を持っておらず、後継ぎ女王が王と交配して、働きアリを産んでも近親交配にはならないことがわかった。後継ぎ女王を産む時は、卵子が成熟する過程で分裂する「極体」と卵子を融合させ、「単為生殖」をしていた。
松浦准教授は「遺伝的には巨大な不老不死の女王が存在するのと同じ。(単為生殖と交配による生殖を使い分けることは)非常に効率が良く、生き物として究極の遺伝システム」と話す。(上田真美)
記事を読んでもさっぱりわかりませんが、ものすごい話だ。
仕組みまでわかっているなら、何か医学的に利用できる方法も見つかったりするのでしょうか。
過去の女王アリと現在の女王アリが遺伝的に一緒ということは、遺伝子レベルでの進化は成されてないということだろうか?
目で見えないものを研究してる人って、すごいよなぁ。
目で見たものですら理解できなかったり、信じられなかったりするのに。
4 件のコメント:
なにやら面白い話ですな。
近親交配を避けるために、長い年月の中で
シロアリが自ら作り出したしすてむなんじゃないかと
考えると、夜も眠れなくなってしまいそうですが、
寝不足続きなんで今すぐにでも寝られそうです(笑)
単為生殖と交配による生殖を使い分けるってことは、たまに女王以外の遺伝子が次世代の女王に受け継がれるんじゃないかな。でも基本的に次世代の女王は、先代のクローン個体みたいだね。
ちなみにハツカネズミでも、雌のみを使って単為生殖に成功してるよ。
つまり雄は、繁殖に不可欠ではないってこと。
虫の生態って、SFだよねーっ
王は初代ってことは
王様アリはそんなに長生きなの?
>あまえび!さん
生き物の進化ってのは本当に不思議だよね。
しかも体の仕組みだけじゃなく、生きる知恵みたいなものまで進化するんだもん。。。
>kenさん
まぁ、単細胞生物の分裂が元ってのもあるし
そういう流れなら、XX遺伝子だけで大丈夫っていうことも
わかるんだけどね。
不可欠じゃないのに、雌雄があることと、その方が良いから
そういう生殖方法の生物が増えたはずなのに、
単為生殖っていう原点回帰的な手法を取るというあたりに
面白さと、不思議さがあって頭が混乱する。。。
(今も自分が何を言ってるかわかりづらい(笑))
>ほの香さん
女王アリが短命なだけかもよ?
たしかにSFだなぁ。実際SF映画でも昆虫なり虫ってのは
地球外生物として登場したりするよね。
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