去年の忘年会後の出来事

沖縄旅行ばかりなので、たまには違う話を。

去年の忘年会の帰りの出来事。

酔いながらも電車に乗り込み、座れずに立ちながら携帯のFMラジオを聴く。

20分ほどして前の席の人が降り、自分が座れた。
夜も遅かったので、だいぶ車内が空き始め、周りの様子がよく見えるようになってきた。

外国人2人がドア付近で座り込んでいてガラが悪い。
彼らもよっているらしく、1人は酔いつぶれていた。
相方が一生懸命起こし、無事に彼を下車させる。

見ているこっちもひやひやするほど、ギリギリに降りていった。ふらついているけど大丈夫だろうか。

残った1人が、自分の席の隣に座る。
キョロキョロと周りを見渡し、挙動不審。

しばらくすると、自分の顔を覗き込み、イヤホンのコードを触りながら「貸して」とカタコトで言われる。

酔っていた自分も、何の気なしに片方だけ貸してみた。
「これ何？」と聞かれたので、そのまま「ラジオ」と答えると、しばらく聞き入るが流れてる曲とはまったく違う鼻歌を歌い始める。

なんて迷惑なんだ（笑

見ず知らずの外国人と1つのイヤホンをシェアするなんて、この先一生ないだろうなぁ。

少しすると、彼の携帯にメールが入る。
どうやら日本人の彼女のようだ。1回メールの返事をした後、困った顔でこう言ってきた。
「電話でたくない、代わりに話して」

すぐに彼女から電話がかかってきて電話にでる。
おいおい深夜の田舎とはいえ、車内だぞと思いつつも見守っていた。

すると彼が携帯を差し出してくる。
ここでも酔った勢いで、彼の電話にでる。

「もしもし？あ、はじめまして」と普通に挨拶し、「彼ちょっと今電話でれないので、後でかけなおします」と適当に嘘をつく。」

とはいえ、彼女にはなんとなくバレているようで、ごめんねーみたいなことを言われながら電話を切る。
（同じ車内に他に数人しか居ないとはいえ、マナー違反でしたすみませんでした。）

すぐに彼が降りる駅になり、see youなどと小粋に挨拶を交わし別れた。

酔っていたとはいえ、なんて不思議な体験だったんだろうか。 一部始終を見ていた前の人と目が合ったとき、急に恥ずかしくなった（笑

でもまぁ、楽しんだからいっか。貴重な経験だしね。

※去年の出来事なので、多少事実と異なる会話はありますが、ほぼそのままです。