酔っ払いの帰巣本能

7日の飲み会の話が続きます。

幼馴染の友人はお酒の飲み方が下手です。
たいてい、酔い過ぎます。とはいえ、感情が爆発するとか、絡んでくるとかではないので、実害はありません。
むしろ、楽しそうに飲んでくれるので、一緒に呑んでる方は嬉しいぐらいです。

今回も遅れ参加でありながら、案の定酔いつぶれてました。
だいぶ酔っている状態からウィスキーに手を出したのを最後に、挙動が怪しく（笑

深夜にお開きになり、みんなで上着を着始めた。
ところが彼はスーツの裏表が分からず、裏に着始めた。
裏地が白のスーツだったので、まるでタキシードのように。。。
大爆笑の渦を作りながらも、とても着なおせる状態ではないので、コートを羽織らせお店を出る。

彼を2人がかりで抱えながら、家に向かうが、彼の家族は今日は不在とのこと。明日も仕事のある彼を、誰もいない家に帰すと確実に起きれないと思い、自分が泊まらせてもらう友人の家に連れて行った。

とりあえずスーツを脱がせ、着替えさせようとするが、彼は意地でも帰るという。事情を説明しても、理解ができないようで、ただひたすら「帰る」と言い張るばかり。

半分無理やり着替えさせると、今度はパタっと寝る。

この彼を朝起こして、帰宅させねばならぬので、自分達は徹夜で見守った。
朝になり、彼を送り出し、やっとこさ就寝。
普段の寝起きの悪い彼とは違い、すぐに着替えて帰った。

仕事があるから、意地でも帰る！という心意気は素晴らしいが、翌日のことを考えて呑むのも大事だとは思う（笑
でも、一緒に呑んだときに、そこまで楽しそうに呑んでくれることは、本当に嬉しいし、そこまで呑む心意気も大好きだ。

本人が失敗しない程度に、これからも呑んでほしいと願う。

自分も、記憶ないまま無事に家に帰ったことは幾度とあるが、他人のそれをみると、本当にすごいもんだなぁ。