2009年1月21日水曜日

神隠し殺人の裁判から裁判員制度を考える

MSNの産経ニュースより【神隠し殺人初公判】
1~20までの長い記事です。
内容が内容ですので、苦手な人は見ないでください。

人を殺し、遺体を刻むという信じられない事件。
その裁判では、犯行現場の写真、遺体の写真、犯行時の再現された映像などがモニタに映し出されました。

裁判員制度が始まったとき、このような残忍な犯行の写真に耐えられない人もいるのではないでしょうか。

三権(立法、行政、司法)のすべてに参加できることが正しいとはいえ、選挙に出なければ立法には参加しなくて済むし、大臣就任の依頼が来ても断れば行政に参加しなくても済む。
それなのに、司法に関しては裁判員に選ばれたら、特別な理由がないことには断れません。
立法、行政は参加権があるのに対し、司法だけ強制というのはどういうことなんだろうか。

もちろん、裁判員の選定の段階で、偏った思想を表に出せば落選します。
それでも最低1度は仕事を休んだりして裁判所に出向かなければなりません。

裁判員制度は、やってみなければわからないことが多いと思いますし、やる前から否定ばかりではいけないと思いますが、せめて国民が懸念していることの検証はもう少しやっても良いのではないでしょうか。

傍目からみれば、あなたは仕事やすんでも大丈夫と言われても、実情としてはやっぱり問題がでることがあるような気がます。

他にも問題はあります。
もし自分が死刑を選択し、死刑執行されたあとに冤罪とわかったら?
一生罪の意識を背負ってしまうことでしょう。
人を裁くということの重さは、並大抵のことではないはずです。

最初に出した記事を読んでからでも、みなさんは参加できるでしょうか。
別に写真ぐらい大丈夫。と思っていても、実際に見たら。。。どうだろうか。
いろいろ考えさせられるなぁ。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おいらも最初は裁判員精度に対しては否定的な
姿勢だったんだけど、結局は人類が生きていく
世界を形成するといった哲学的なことを
考え始めたときに、それを一部の人に任せるべきか
どうかは懐疑的に思うようになりました。

まあたしかに制度始めればいろいろ問題でてくるでしょうね。
できればあたりたくないのは確かだし…。

匿名 さんのコメント...

はいっ。見なかったですよー。血とか見れないんだもん。
そうだね、私がそういうのに当たっちゃったら、けっこう困るなぁ。でも参加すると日給出るっていうから、ソレも魅力かも。
ウチのダンナは、参加したいほうなんだよね。そういうヒトもいるのだなぁ、って不思議だったなぁ。
一般のヒトはさ、裁判がどう成り立ってるのかも、授業で習うくらいの知識しかないじゃん?そんな知識で裁いちゃっていいのかなぁ~とも思う。

匿名 さんのコメント...

この公判の記事読むだけで気分悪くなりますよね・・・
それを画像付で本人の言葉で聞いたら気が狂うかもです(-_-;)
確かに司法だけ義務なのもへんですし、法に知識が無くても
裁判官が教えますってのもなんか引っかかる
所詮担当裁判官のいいように誘導されてしまうってことですよね・・・
模擬裁判の結果も同じ案件なのに結構ばらばらで、その言分けが
『役者の演技力が違うんだから当たり前』みたいな言い方も気持ち悪い・・・
結局演技力のある被告人が刑が軽くなるってことでことの本質とまったく関係ないということになる、何のため???
ってくらいへんな制度ですよね?
ある一部勢力の減刑のために存在してるなんてまことしやかに
言われてますけど、ソウかんぐりたくなるのも無理からぬことですかねぇ~~

匿名 さんのコメント...

公判内容を文字で追っていただけで、気分が悪くなりました。
なんて人。
女性を、被害者を人間とは思っていないよう。

裁判員制度も、知識や経験、意欲の無い人がやっても・・・と 思います。
公平さを求めるが為に、国民全員に義務があるようだけど、
やっぱり、出来る人・意欲のある人がなるべきかと。

私なんか、他人の意見に流されやすいし、
ノミの心臓なので、「責任」の重圧に耐えられないw

匿名 さんのコメント...

正直、あたりたくないねえ。

私は、モノを考えられないので
感情論でバンバン走って
例えば、この犯人だったら
すぐ「死刑!」って言っちゃいそう。

で、きっとそのあと一生、夢に見るんだよ
この事件のこと。

この制度が、いいのかどうかとは別に
国民全体が、ちゃんと考えるようになる
いい機会なのだととらえるべきなのか・・・

すみません、勉強して出直します・・・

るぴん さんのコメント...

>あまえび!さん
哲学的な考えをもってみると、そもそも人が人を裁くべきか
というところで、行き詰まります。
量刑というものがなく、情状酌量もなければ、文章通りに
有罪無罪だけで済むんですけどね。

>トシヲさん
日当なら、日雇いの仕事のが絶対良いと思うよ。
仕事と、凶悪犯罪の裁判じゃ精神的にもリスク的にも違うと思うし。

>ふぐぞう!さん
有罪か無罪かだけなら、検察側が判断を下せるだけの
証拠、証言をそろえられるかが問題になるはずですよね。
量刑に関しては、やっぱり難しい気がします。
民間人が入っても、結局、判例から判断するのであれば
税金と民間人の労力を使うだけのような気がするし。

>ウフ♪さん
本人を目の前に、あなたを死刑に。なんて勇気
普通の人には無いよねええええええええええ!

>ほの香さん
すぐ死刑!って思うのは感情的には普通だと思う。
ウフ♪さんへのコメントでも書いたけど、本人を目の前にして
死刑と言えるかどうか。
その時の被告の顔は、一生夢に見ると思う。。。

匿名 さんのコメント...

全部読んだー。時間かかったー^^;

裁判員の制度にしても、死刑そのものについても思うところはあるよー。
死刑になりたくてなんかする人もいるから死刑にすりゃいいってもんでもないし、うーん、なんていうか、やっぱり、人が人を裁くって簡単な事ではないよねー。

専門の方達にお任せ!も良くないんだけど、民間人に決めろって言われても。って正直思うー。

るぴん さんのコメント...

>れいさん
長いからねぇ。あの記事。
簡単に裁くなら、目には目を。なんだけどね。
それで良いとは思わないけどさ。過失もあるんだし。

人が裁かないと、誰が裁くのかって話になっちゃうしなぁ。